売り禁(新規空売り禁止)うりきん(しんきからうりきんし)

読み方

うりきん(しんきからうりきんし)


証券金融会社(日証金)が行う規制の一つで、貸借銘柄(空売りができる銘柄)において、新規の空売りと信用買いの現引が禁止される措置をいいます。

空売りの注文が殺到すると、貸借の売り長(信用買いの総数より信用売りの総数の方が大きくなること)により「株不足」の状態に陥ります。「株不足」になれば、売るための株券を調達することができなくなるため、新規の空売りが禁止となります。

また、買い建てた株式を反対売買により決済するのではなく、自己資金で株式を引き取る「現引」も同様に「株不足」に拍車をかけますので、こちらも禁止されます。

空売り禁止銘柄は通常その日の引け後(16時30分ごろ)に発表されることが多いですが、緊急性がある場合は、前場終了後に売り禁の措置がとられることもあります。

空売り規制」と混同されることが多いですが、全く異なるものなので注意が必要です。

同義語


対義語


空売り規制現引日証金