信用取引において、証券会社へ担保として差し入れた委託保証金の維持率が最低ライン(最低保証金維持率)を下割ったら、または委託保証金自体が30万円を割った際に発生する追加の保証金のことをいいます。
委託保証金の維持率の計算は「委託保証金維持率」のページをご覧ください。
信用取引で売買した建玉の約定代金と委託保証金との割合を「委託保証金維持率」といいますが、建玉に評価損(含み損)が発生するとその分は委託保証金から差し引かれます。つまり評価損が大きくなるほど委託保証金が減り、委託保証金維持率は下がることになります。
そして、委託保証金維持率が最低ライン(最低保証金維持率)を下割った場合、建玉を維持するために各証券会社が定める維持率に回復するまで追加の保証金(追証)を差し入れる必要があります。もしくは、その建玉を返済して追証に充当することもできます。
また、最低ラインを下割っていなくても、委託保証金自体が30万円未満となった際にも追証が発生します。
一度追証が発生すると、たとえ翌日に相場が変動して保証金維持率が回復しても、追証が解消されたり減少することはありません。
また、証券会社によっては最低ラインが2段階になっていることもありますので、よくご確認ください。