最低保証金維持率/最低委託保証金維持率さいていほしょうきんいじりつ/さいていいたくほしょうきんいじりつ

読み方

さいていほしょうきんいじりつ/さいていほしょうきんりつ

信用取引において建玉を維持する為に必要な、最低限の保証金の維持率のことをいいます。

各証券会社ごとに決められており、一般的には20%~25%となっています。

 

 

信用取引を行うには、建玉の約定代金に応じて委託保証金と呼ばれる担保を証券会社へ差し入れる必要がありますが、株価の動向によっては建玉に評価損が発生し保証金から差し引かれることとなります。

 

そうなると、保証金の維持率(委託保証金維持率)が下がることになります。(※維持率の計算は委託保証金維持率のページにあります)

保証金の維持率が最低ライン(最低保証金維持率)を割り込んだ場合、各証券会社が定める維持率に回復するまで追加の保証金追証を差し入れるか、その建玉を返済して追証に充当する必要があります。

 

たとえば、「委託保証金率30%」「最低保証金維持率20%」の場合、保証金維持率が25%に下がっても問題はありませんが、20%を割り込むと保証金維持率が30%に回復するまでの追証が発生します。(※各証券会社によって率が違う為、必ずご利用の証券会社へご確認ください)

 

なお、上記のように追証が発生するかどうかの最低ラインとなっているため、「追証ライン」と呼ばれたりもします。

 

類義語・同義語

委託保証金維持率 , 委託保証金率


対義語


委託保証金 , 追証 , 建玉 , 信用取引